2021年にリリースされた、Microsoftが開発したWindowsのオペレーティングシステム（OS）の「Windows11」。このOSについては、セキュリティソフトは不要だと言われています。しかし、本当に必要無いのでしょうか？今回の記事では、その理由を調査してみました。
Windows11に関するよくある質問
本題へ入る前に、この記事を読んでいる方の中に、これからWindows11へアップデートしようと思っている方と、Windows11 更新とセキュリティがどこにあるのか探している方がいるかもしれないので、一応よくある質問への注意事項をまずは載せておきますね。
Windows11へアップデートできないことがある？
実はWindows 11は、一部のハードウェアの要件を必要としています。64bit以上のCPU、4GB以上のメモリ、UEFIファームウェアを搭載しているパソコンでないとアップデートできない仕様となっています。まずはハードウェアのスペックを確認してみましょう。
Windows11 更新とセキュリティはどこ？
Windows11では以前と違って、カテゴリー名やまとめられている機能が変更されている項目がいくつかあります。Windows11 更新とセキュリティは「Windows Update」へと変更になっているので、ご注意を！
Windows11にセキュリティソフトが不要と言われている理由と本当のところは？
Windows11にセキュリティソフトが不要だと言われている理由
Windows11にセキュリティソフトが不要と言われている理由として、最新のOSであるWindows11を使っていれば、ウイルス対策はと大丈夫だと考えている方や、WindowsセキュリティのMicrosoft Defenderが標準装備されているから大丈夫だと考えている方も多く、それ故に他のセキュリティソフトが不要だと言われている場合があります。
Windows11にセキュリティソフトは不要？必要？
最新のOSであるWindows11は、サポートの切れた脆弱 (ぜいじゃく) 性のあるOSよりも、セキュリティ性能はもちろん高く安全です。Microsoft Defenderには、これらの機能が備わっています。
- ウイルスと脅威の防止（スキャン）
- アカウントの保護
- ファイアウォールとネットワーク保護と管理
- アプリとブラウザーの制御
- デバイスのセキュリティー
- デバイスのパフォーマンスと正常性の維持
- 家族へのオプション
しかしながら、Microsoft Defenderは、市販のセキュリティ対策ソフトと比べてみた時に、あくまでも最低限のセキュリティ対策を提供していることが分かります。そのため、新しく作り出された新種のウイルスや、セキュリティー性能をかいくぐるウイルスなど、それらの脅威からパソコンを守るためにはさらに、総合的なセキュリティ対策ソフトが必要になります。
販売されているセキュリティ対策ソフトは、総合的なセキュリティ対策ソフトとして、あらゆる脅威に対応できます。 Microsoft Defenderにはない、
- 迷惑メール対策
- オンラインショッピング・ネットバンキング利用時の盗聴対策
- 未知のマルウェアへの対策など
が提供されています。
今までのセキュリティ対策ソフトは、ウイルス対策ソフトとして、ウイルスやマルウェアの検知・防御のみが対象となっていましたが、インターネットの脅威は多様化や巧妙化が進んでおり、あらゆる対策が必要になってきています。
そのため、最近のセキュリティ対策ソフトは、総合的なセキュリティ対策を実現するためのものとなっています。
まとめ
最新のOS「 Windows 11 」が優秀とはいえ、ウイルスに感染するリスクはゼロではありません。Windows11にWindows セキュリティ以外にもセキュリティ対策ソフトは必要と言えるでしょう。総合的なセキュリティ対策を行い、インターネットの脅威からパソコンを守りましょう。