インターネットが普及し始めてから28年、現在ではインターネットは生活に不可欠な存在となっていますね。また、2910年にはスマホ世帯普及率は9.6%でしたが、現在では96.2%とほぼ10倍になっています。スマホとインターネットの普及のおかげで便利な生活が送れているわけですが、そこで大切になってくるのがよく耳にする「ネットリテラシー」です。この記事ではこのネットリテラシーとSNSの危険性、そして気をつけるべきことについて説明していきます。SNSの危険性を回避するためにも、ぜひ最後までご覧いなっていってくださいね。
よく耳にする「ネットリテラシー」とは?
ネットリテラシーとは、正式にはインターネット リテラシーといいます。リテラシーとは、「ある分野に関する知識や活用する能力」のことを意味するので、インターネットの事象や情報を正しく理解できる力、適切に判断できる力、運用できる能力のことを指しています。
簡単にいうと、インターネットを安全に正しく使うための知識や能力のことですね。
ネットリテラシーが低い・高いと表されますが、どういうことなのでしょうか。ネットリテラシーを高くするために何が必要か見ていきましょう。
ネットリテラシーが高くするために必要なこと
誰でも気軽に簡単に情報発信ができるようになった現代だからこそ、インターネット上で発信される情報は正しいものばかりではなくなってしまいます。インターネットは便利な反面、誤った情報や意図的に嘘をついていることも多く、情報が本当か嘘かという真偽を判断できる能力と、正しいものを取捨選択できる能力が必要になってくるわけです。また、ネット上のアレコレやSNSの危険性について理解できていなければ、自分の身を危険に晒すことになってしまいます。
情報の真偽の判断ができ、正しい情報を選択することができるように。そして、さらにセキュリティリスクや、SNSの危険性などから生じるリスクも理解できるようになりましょう。
SNSの危険性と気をつけるべき5つのこと
ここではSNSの危険性と気をつけることについて7つご紹介していきます。SNSを楽しく利用するためにも参考にしてみてくださいね。
1. 情報の公開範囲
公開範囲を設定しなかったために、個人情報や趣向の漏洩やオンラインサイトへの無断転載などの可能性があります。SNSはもちろんのことですが、オンラインサービスでも利用する前に、プライバシーの設定や公開範囲の設定を必ず確認しましょう。
2. 写真や動画等の位置情報や位置特定情報
写真には、ジオタグと呼ばれる位置情報が埋め込まれている場合があります。また写真や動画のに写る背景や電柱、店名などから位置を特定される可能性があるので、写真や動画を公開する際には十分な注意が必要です。
3. 詐欺やマルウェア・スパムメール被害
フィッシング詐欺やスパムメール、マルウェアへの感染などがSNSでも広がっています。ウイルス対策ソフトや対策機能を有効にし、リンクを安易にクリックしないようにしましょう。金融機関や公共機関等は添付されたリンクからではなく、オンライン サービスのウェブサイトや問い合わせ窓口を利用しましょう。
4. いじめや誹謗中傷
実生活と同じように、インターネット上でもルールとマナーを守りましょう。また、他者のミスを大げさに指摘したりせず、他者のプライバシーを尊重しましょう。不用意なひと言や安易な投稿により、他者を傷つけてしまったり、自分へ矛先が向いてしまうこともあります。ネット上へ載せたものは、たとえ自分は消したとしても、ネット上にはいつまでも残ることを忘れないでください。
5. ストーカー行為
あなたの投稿内容を見て一方的に恋愛感情を抱いたり、逆に憎悪を募らせたりする人が現れる可能性や、逆に他社に対してあなたが知らないうちにストーキング行為を行ってしまっている可能性があることを覚えておきましょう。インターネット上のコミュニケーションでは、どこからがネットストーキング行為なのか、判断が難しいところがあるので注意が必要です。
まとめ
インターネットはとても便利な反面、さまざまなリスクも潜んでいます。その知識を正しく理解した上でインターネットを使いこなしましょう。ネットリテラシーの低さのせいで、SNSの危険性に気づかず誹謗中傷によって命が失われるといった事例も数多くあります。起きる前に防げるようネットリテラシーを上げておきましょう。