セキュリティへの脅威

インターネットセキュリティを脅かすものには、実は幾つもの種類があります。ここではそれらの中から代表的なものを取りあげ、簡潔に説明していきたいと思います。

マルウェア

コンピューターウイルスという言葉は良く聞くと思いますが、そのコンピューターウイルスを含めたユーザーのデバイスにちょっかいを出す悪意のあるプログラム、ソフトウェアを総称してマルウェアと呼びます。トロイの木馬やワームもこの中に含まれます。スパイウェアなどもマルウェアに含めてよいでしょう。インターネットセキュリティにおいて、もっとも脅威になるものの1つがこのマルウェアです。

フィッシング詐欺

マルウェアと同じくらい一般的に脅威となっているものに、フィッシング詐欺というものがあります。これはフィッシング、つまり相手を吊り上げるという言葉から派生した造語で、英語で書くと「phishing」と書きます。このフィッシングの手口がどのようなものかというと、まず有名企業や金融機関を装った電子メールを送信し、その電子メールに記載したアドレスからリンク先の偽サイトに誘導し、そこでクレジットカード番号や口座番号を入力させ、個人情報を盗み取るというものです。偽サイト自体が本物とそっくりに作られているため、まんまと騙されてしまうというわけです。