情報をアップデートしよう!2023年気をつけるべきウイルス対策とは?

情報をアップデートしよう!2023年気をつけるべきウイルス対策とは?

ここ数年で、リモートワークやテレワークによりオフィスに出社することなく働ける自由な形態になったり、メタバースと呼ばれる仮想空間をインターネット上に用いたサービスが急速に発展してきました。また、スマホで公共料金の支払いからネットショッピングまでできるようになり、私たちを取り巻くインターネット事情がだいぶ変わってきましたね。

そんな中、2022年は情報セキュリティの大きな問題点を浮き彫りにした年でもありました。この記事では昨年のウイルスによる脅威を知り、2023年に気をつけるべきウイルス対策を見ていきましょう。

2022年に起きた情報セキュリティの脅威

2022年に起きた情報セキュリティの脅威の上位を、企業と個人に分けてみていきましょう。

企業への脅威

企業への脅威は、1位に「ランサムウェアによる被害」2位に「標的型攻撃による機密情報の窃取」3位に「テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃」そして新しく「修正プログラムの公開前を狙う攻撃(ゼロデイ攻撃)」が挙げられています。

個人への脅威

個人への脅威では、1位「スマホ決済の不正利用」、2位「フィッシングによる個人情報等の詐取」 、3位「ネット上の誹謗・中傷・デマ」、4位「メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」、5位「クレジットカード情報の不正利用」という順位になっています。

最大の懸念は「コンピュータウィルス」

企業個人ともに人為的なものも含まれますが、多くはコンピュータウィルスによるセキュリティへの脅威が多いことが分かりますね。中には、「自分には起こらない」と思っている方や「大手企業の話でしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらこれは大手企業や特別な誰かという訳ではありません。

確かに2022年には、とある旅行会社や家電量販店、食品メーカー、自動車メーカーなど大手の企業が不正アクセスによるサイバー攻撃を受けました。しかしながら、中小企業や個人を狙ったセキュリティの脅威も大幅に被害が増えているのも事実です。これにより、パソコンのウィルス対策は必ず必要だということが分かりますね。

スマホ セキュリティ対策も重要

また、セキュリティの脅威個人の1位に上がっている「スマホ決済の不正利用」を見ると、狙われているのはパソコンだけではないというのがよく分かりますね。皆さんが、毎日何気なく日常の生活で使用しているスマホもウィルスの脅威に晒されているのが紛れもない事実ということです。特に現在はスマホで便利に支払い等ができますよね。特別な誰かでなくとも、クレジットカードや電子マネーなどの情報がスマホの中にあるわけです。

2023年に気をつけるべきはマルウェア「Emotet」

2022年には、Emotet(エモテット)と呼ばれるマルウェアの一種で、大変高い感染力と拡散力を持つウィルスが猛威を振るいました。2021年に一旦終息へと向かったように見えましたが、2022年には活性化した上に日本で爆発的に感染が拡大しました。

Emotetに感染することで、機密情報の盗難、感染拡大、また他のマルウェアの媒介も行われます。このウイルスは個人だけでなく企業もその標的となっています。

感染経路

感染経路としては、主にメールがあげられます。メールなら・・・と思われるかもしれませんが、偽装が巧妙なため、だまされて添付ファイルを開いてしまう人が後を立たないために感染が広がってしまいました。

リモートワークやテレワークの普及で、個人のパソコンや中小企業はセキュリティ対策が十分でないため狙われてしまうのです。

対策方法

普段からの対策としては、「OS・ソフトウェアを常に最新の状態にする」「セキュリティソフトを活用する」ことが大切です。

また、万が一の時は「感染したパソコンをネットワークから切り離す」「メールアドレスのパスワードを変える」が有効とされます。

Emotetをはじめとするマルウェアは、拡散と収束を繰り返すケースが多く、2023年も引き続き警戒が必要とされています。

まとめ

Emotetだけでなく、他のマルウェアに対してもセキュリティソフトは有効です。もしもの時のためにセキュリティソフトの導入を強くおすすめします。最新のセキュリティソフトは、パソコン1台だけでなく、スマホやタブレット、家族の端末と5台まで利用できるタイプもあります。セキュリティソフトにはマルウェアの駆除機能が付いているものもあるので、導入時には確認しましょう。快適で、安全なインターネットライフのために、こまめに情報や知識をアップデートして、誰にでも起こりうる驚異から身を守りましょう。