電話やメールよりも手軽にやりとりができる「メッセージアプリ」は、スマホの普及に伴い、日本人口の半分以上が利用しているという統計がとられているほど日常生活において欠かせないものになりつつあります。
日本では「LINE」が主に利用されていて、月間ユーザー数は9000万人を超えています。しかし、SNSのユーザー数を世界的に見てみると、「LINE」のユーザー数は世界9位となっていることをご存知でしたか?
英語圏や海外全般でのユーザー数で多いのが「WhatsApp」というメッセージアプリです。FacebookやYouTubeについで、世界的なユーザー数は20億人以上に利用されています。
この「WhatsApp」は日本でも利用可能ですが、個人情報など安全なの?利用するメリット・デメリットは?など不安になることもあると思います。
今回は、WhatsApp 危険性や機能性、利用する際のメリット・デメリットを紹介します。
WhatsAppとは?
WhatsAppは、LINEと同じく、無料で利用できるメッセージアプリです。インターネット環境下であれば、スマホはもちろん、PCでの幅広い使用も可能となっています。機能的には「LINE」と同じイメージです。
世界的大企業「メタ・プラットフォームズ」が運営
このWhatsAppを運営しているのは、世界的大企業である「メタ・プラットフォームズ」です。同社が所有している主なサービスとしては、
- Mapillary
などが挙げられます。日本では多くの方が利用していて人気のSNSであるInstagram(インスタグラム)も、この「メタ・プラットフォームズ」が所有しています。
WhatsApp 危険性は?
WhatsAppは、エンドツーエンド暗号という暗号化機能が備えられています。このエンドツーエンド暗号は「LINE」でも使用されているため、「LINE」と同等のプライバシー確保がされているということになります。
しかし、どのアプリにも言えることですが、完全に安全なアプリは存在しません。「LINE」でもアカウント乗っ取りや、ハッキングの事例が存在するように、WhatsAppでもハッキングをされた事例は存在しています。
WhatsApp 危険性を回避する方法はある?
WhatsAppに限らず、どのアプリを使用する際でも、機密情報や金融情報の共有をしない、プライバシー設定の確認など、ユーザー側の対策と危機意識は必須になります。言い換えると、危機意識を持って対策を行うことで安全性は高くなると思います。
WhatsAppを利用するメリット・デメリットは?
メリット
グローバルに使用できる
WhatsAppの最大のメリットは、圧倒的な利用者数にあります。グローバルビジネスや海外の方とのやりとり、留学や海外移住した知人ともインターネット環境下であれば、通話やメッセージは簡単に送ることができます。
また、電話番号だけでメッセージを送ることができるため、LINEのようにIDやQRコードでの友だち申請等も必要ありません。そのため、名刺交換や電話でのやりとりをするビジネスの場面では国内外問わず簡単に、迅速に相手とつながることができます。
使用可能デバイスが豊富
PCでの幅広い使用が可能と前述しましたが、PCでの使用時にはスマホでの利用履歴の同期とともに、メッセージや通話もPC上で簡単に行うことができます。
デメリット
ブロック機能は後出し
WhatsAppでは電話帳に登録されている番号で、番号主がWhatsAppを使用しているかどうかが分かるため、仮に適当な番号を登録してもWhatsAppを使用している場合はメッセージを送ることができます。
もし、自分に不審なメッセージが来た場合は、上記のようなことが考えられますが、実際に来ると不安になってしまいますよね。WhatsAppでは、ブロック機能はありますが、メッセージを受信した後にブロック機能を使うため、最初のメッセージを受信してからでないとブロックは行えません。
LINEと比べると拡張機能は少ない
LINEには、LINEニュースやタイムラインなどの拡張機能が存在しますが、WhatsAppにはそのような機能はありません。スタンプ機能は存在しますが、LINEと比べるとその数は少なくなっています。また、ヘルプページでは日本語版がないため、参考にしたい場合などは少し不便です。
まとめ
いかがでしたか。LINEは日本ユーザーにとっては欠かせないアプリですが、WhatsAppも今後のグローバルな社会においては、海外向けやビジネスで使用する際には、手に入れておいて損のないアプリとなるのではないでしょうか。