現在、フィッシング詐欺やスパムメール、高額架空請求やネットショッピングでの被害などインターネット上には様々な脅威が増えています。BlackBerry Japan株式会社が公開した「グローバル脅威インテリジェンスレポート」では、サイバー攻撃の標的ランキングにおいて、日本は堂々の2位を獲得していて、世界で2番目に多くの攻撃を受けていたという事実が判明しています。さすがにパソコン ウイルスソフト対策にセキュリティソフトの導入を考えていたところ、数あるセキュリティソフトには有料版以外にも無料版があるではないですか!一体何が違うんでしょう?無料セキュリティソフトは性能的にどうなんでしょうか?そんなパソコン ウイルス対策に迷えるセキュリティソフト初心者さんの為に、この記事では無料と有料の違いを徹底的に解説していこうと思います。
パソコン ウイルス対策 セキュリティソフト無料版と有料版の違いとは?
使用できるセキュリティ機能の数
無料版のセキュリティ機能では、ウイルススキャン等ウイルス検知と駆除が主な機能となっていてます。ところが有料版になると、ウイルス検知と駆除以外にスパムメールの検出やフィッシング詐欺対策、VPNのサポート、ファイアウォール、データのフィルタリング、ペアレンツ機能などがあります。 有料版は、検知や検知後の対応以外にもパソコン ウイルス対策用のセキュリティ機能が充実しています。
広告の有無と操作性
パソコン ウイルス対策ソフトを無料にできる理由のひとつに、広告収入で利益を得ているというのがあります。無料版では広告がでなくなることは残念ながらありません。ポップアップの広告などが現れます。有料版も提供しているソフトの場合、有料ソフトへ移行してもらうためにお試しとして使える機能を制限して、無料版を提供しているということもあります。有料版では広告が表示されることも無く、無料版と比べると操作しやすく動作が軽い傾向にあります。
サポートの有無
なにかあった時のサポートはとても大切です。無料版にはサポート体制がない事が多く、設定方法がわからないときやトラブルが発生した時は自分で対応しなければいけません。例えば、ウイルスに感染した場合でも自分で駆除することになります。パソコン ウイルス対策のセキュリティ初心者の方にとってはハードルが高いかもしれません。トラブル発生には迅速な対応が求められます。有料版ではサポートの助けを借りることができますしスピーディな対応も期待できます。相談サポートには電話やチャット、メールを使った窓口を開設しています。対応が可能な時間帯やサポート内容はそれぞれ異りますから、自社に合ったサポートを提供しているセキュリティソフトを選ぶのも大切なポイントです。
ウイルスの検出率
セキュリティソフトにとってウイルス検出率は高いに越したことはありません。無料版は既存のウイルスを検知することは問題ありませんが、常に新種や亜種が発生しているため新しいウイルスの検出や対応は完全とは言えません。有料版では新種のウイルスに対しても検出率が高く、新しいウイルスに対する対応も可能で、最新のウイルスへの対応スピードなどを考えると、無料版とは大きな違いがあるといえます。
セキュリティソフト個人向けと法人向け
セキュリティソフトには個人向けと法人向けがあります。ふたつの大きな違いは管理や運用の利便性とセキュリティレベルの統一性です。 個人向けでは、デバイス1台ごとにライセンスが必要であり、ソフトの導入や設定をデバイスごとにしなくてはなりません。法人向けでは、デバイス数に応じたアクティベーションコードというものを購入するだけで、導入や設定も一元管理でできてしまいます。そして、法人向けには無料版は利用できないケースがほとんどです。
有料版と無料版の違いをまとめると
無料版は有料版と比べた時に、利用制限が多く、十分と言えるセキュリティ効果は残念ながら望めません。十分なセキュリティ効果が必要な場合は、やはり有料版のセキュリティソフトがオススメです。ただし、あまりインターネットにアクセスしない、他のセキュリティ機能を必要としない、そういった方には無料版でも充分役に立つと思います。
まとめ
パソコン ウイルス対策であるセキュリティソフト無料と有料の違いを解説してきましたが、いかがでしたか?自分に合ったセキュリティソフトに出会えるようにぜひこの記事をご活用ください。