iPhoneを使用していると「プライバシーに関する警告」が表示されることがあります。警告が突然表示されて驚いたり、セキュリティ上に大きな問題があるのではないかと不安になる方も多いと思います。そこでこの記事では、iPhoneにプライバシーに関する警告が表示される理由と対処法をご紹介します。iPhoneの警告メッセージでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
iPhoneに「プライバシーに関する警告」が表示される理由
プライバシーに関する警告が表示される理由は、Apple推奨のセキュリティ基準を満たしていないネットワーク接続を行っているからです。iOS14から実装されたこの警告表示では、「このネットワークではプライベートWi-Fiアドレスはオフになっています。」「このネットワークは暗号化されたDNSのトラフィックをブロックしています。」といった文言や、プライバシーが安全でないことを示す説明などの詳細を確認することができます。もし警告メッセージが表示されてもインターネットは変わらず利用可能ですが、プライバシー上に問題があることに注意が必要です。
「プライバシーに関する警告」で有効な6つの対処法
ここからは、警告メッセージが表示された時に有効となる対処法を6つご紹介します。
①iPhoneを再起動する
プライバシーに関する警告が表示された場合は、まずiPhoneを再起動してみましょう。と言うのも、セキュリティには問題が無いのにも関わらず、警告メッセージが表示されるというケースは少なくありません。そうした誤表示の場合は、iPhoneの再起動を行うだけで簡単に解決してしまう可能性が高いです。また他のトラブルが発生した際にもiPhoneの再起動は有効な対処法なので、覚えておいて損はないでしょう。
②Wi-Fiルーターを再起動する
プライバシーに関する警告表示には、Wi-Fiルーターの再起動も試してみると良いでしょう。なぜならWi-Fiルーターは常に起動して頻繁に動作しているため、稀に何らかの不具合が発生することがあるからです。機器に生じた問題が原因であれば、Wi-Fiルーターを再起動するだけで解決してしまうことも珍しくありません。そのため警告メッセージが出た場合はWi-Fiルーターの電源を一旦落とし、再度電源を入れて再起動してみましょう。
③Wi-Fiルーターのファームウェアを更新する
Wi-Fiルーターのファームウェアのバージョンが古い場合、プライバシーに関する警告が表示されることがあります。ファームウェアとは電子機器の制御用ソフトウェアのことで、Wi-Fiルーター内部にも組み込まれています。このファームウェアが古いとセキュリティが低下する恐れがあり、それが原因となっている可能性があります。そのため警告が表示されている場合、まずはWi-Fiルーターのファームウェアを最新バージョンに更新することをおすすめします。
④プライベートアドレス設定を有効にする
プライベートWi-Fiアドレスに関する警告表示の場合は、iPhoneのプライベートアドレス設定を有効にしましょう。プライベートアドレスはプライバシー保護を強化するための機能で、これがオフになっている場合はプライバシーの安全性が低下して警告が表示されます。そのため基本はプライベートアドレスを有効にしておくのがおすすめで、設定してもWi-Fiの利用方法が変わることはないので安心してください。
⑤Wi-FiルーターのDNS暗号化を有効にする
DNSの暗号化に関する警告表示の場合は、Wi-FiルーターのDNS暗号化を有効にしましょう。DNSはインターネットの利用に不可欠なものですが、暗号化されていない通信ではプライバシーが侵害される恐れがあり警告が表示されます。そのためWi-Fiルーターにログインして設定を確認し、暗号化がオフになっているのであれば有効化を行ってください。
⑥ネットワーク設定をリセットする
iPhoneのネットワーク設定に問題が生じることで「プライバシーに関する警告」が表示される可能性も考えられます。iPhoneではネットワーク通信やWi-Fiの情報などをネットワーク設定として保存しています。こうした情報に不具合が生じている場合は、ネットワーク設定をリセットすることで警告メッセージの表示を解決できるかもしれません。ただし注意点として、設定のリセットを行うとネットワークに関するすべての設定が消去されるため気をつける必要があります。
おわりに
今回はiPhoneに「プライバシーに関する警告」表示される理由と対処法をご紹介しました。もし自力での問題解決が困難な場合は無理をせず、Apple正規店や契約キャリアに相談しましょう。