リモートワークや巣ごもり需要の拡大により、自宅でパソコンを使用する方が急増してます。パソコンを使う上で気をつけなければならないのが、ウイルスに感染することによってパソコンが使えなくなること、さらには情報が外部に漏れてしまうこと。これらを防ぐためにもセキュリティ対策をしっかりとしておくことが肝心ですね。
とはいえ、何をどの程度やればいいのか正直わからないという方も少なくないと思います。そこで、今回は『パソコン セキュリティソフトは入れるべき?ウィルス対策と原因とは?』と題して、なぜウイルスに感染するのか、最低限パソコンを守るために必要なセキュリティソフトについてご紹介します!
パソコンがウイルス感染するのはなぜ?
パソコンがウイルスに感染する経路は、大きく分けて
- メールの添付ファイルによる感染
- Webページから感染
- USBなどを介する感染
の3つあります。
3つ目の「USBなどを介する感染」については、パソコンに私物(スマホやモバイルルーターなど)を接続しないなどのルールを徹底すれば防ぐことができます。では、それ以外の2つについて詳しく見ていきましょう。
メールの添付ファイルによる感染
昔からよくあるウイルス感染経路です。最近では、知り合いや取引先を名乗ってメールに添付しているファイルを開かせることでウイルスを感染させ、そこを突破口にしてパソコンを乗っ取ったり、データをスキミングする手口が多いようです。
対策としては、むやみやたらにメールを開かない、もし不安であれば送信者に直接電話をするなどして確認した上で開くといったアナログな方法が有効です。PC セキュリティソフトを入れておき、メールを開く前にそのメールが安全かどうかをある程度フィルターをかけることも有効です。
Webページから感染
数年前にゲームメーカーのホームページが悪意のある人による乗っ取りの被害を受け、サイトにアクセスしただけの人がウイルスに感染するという事案がありました。他にも動画投稿サイトの広告をクリックしたことでも感染したという例もあります。普段よく使うサイトを見ただけでも感染してしまうような危険が潜んでいます。
この場合、対策としてはセキュリティソフトをインストールするのが有効です。危険なサイトにアクセスしようとしたときに警告をしてくれるように設定しておくだけで最低限のセキュリティを講じることができます。
最低限パソコンを守るために必要なセキュリティとは
パソコンを守るためにセキュリティソフトを入れるとして、どんなものをいくらくらいかけて導入すればいいのでしょうか。
この疑問に対する答えは、パソコンの利用目的も個人によって異なるため一言では言い難いところがあります。そこで「仕事で使用する場合」と「プライベートで使う程度」の2つにわけてご紹介していきます。
仕事で使用する場合
仕事でパソコンを使用する場合、理想的なのはプライベートで使用するネットワークと分け、会社から支給されるWiFiルーターなどを使用することです。プライベートで使用するネットワークには、どうしてもセキュリティ対策が十分ではないスマホなどを接続することになり、そこから感染することになる可能性があります。
とはいえ、そんなものは支給されないという方が大半かと思いますので、セキュリティソフトで対策を講じましょう。仕事で求められるセキュリティは何よりも情報漏洩対策がしっかりできるかどうかです。その観点でセキュリティソフトを探すなら、ウイルスバスターやESET、カスペルスキーなど、有名な有料ソフトをインストールしておくのがいいでしょう。ウイルス(マルウェア)に対する防衛機能は、無料ソフトよりも強固で、幅広くフォローをしてくれます。
プライベートで使う程度の場合
プライベートで使用する場合、もしネットショッピングをするのであれば、ネットバンキング保護やフィッシング対策が充実しているソフトウェアがいいでしょう。メジャーなセキュリティソフトでは、ESETとカスペルスキーがおすすめです。特にESETは動作の軽さも魅力のため、あまりスペックが高くない家庭用パソコンでも十分快適さを確保することができます。
ちなみに、セキュリティソフトの多くはパソコンだけでなくスマホにもインストールすることが可能です。パソコンとスマホを同時にセキュリティ強化しておくことで、ウイルス感染の可能性を0に近づけることができますので、併せて検討してみるといいでしょう。
最後に
リモートワークをする方が増えてきている今、これまでとは比較にならないほど、一人の被害者がうける情報漏洩の重みが大きくなってきました。パソコンが一台やられただけで、その会社のパソコン全てがウイルスに感染、最終的には廃業に追い込まれた、なんて話も対岸の火事ではありません。仕事で使うにしても、個人で使うにしても、セキュリティソフトをインストールして、安心、安全にパソコンを使える環境を整えておきましょう。